
様々な問題が山積する日本において、今後医療保険とはどのような方向性に動いていくのでしょう?
リーマンショック以来の世界的な不況の影響、それに伴う失業率の増加など、現在日本が置かれている状況は、他の国々同様に問題が山積していると言わざる得ません。しかしながら、それでも日本は世界的にみても、国内の保健衛生水準に関してはトップクラスであります。それはひとえに日本に国民皆保険という形で、医療保険が機能してきたからです。つまり日本の医療保険こそが、世界トップクラスの日本の保険衛生を実現してきた、と言えるわけなのです。
長い間この日本という国が、世界的にも稀にみる保険衛生水準が高い国であり続けられたのは、被用者保険と国民健康保険に代表される医療保険のお陰であります。この医療保険のシステムは、国民の生活のクォリティーを保つため、そして国民が不安を感じずに生活するために、絶対に必要なものです。しかしながら、急速な少子高齢化、多様な社会ニーズの出現といった社会の変化に、医療保険も対応の変更を迫られている、といえるのではないでしょうか。
ここ数年、関係団体を中心にして、医療保険を含む医療システムの改革について、様々な議論がなされています。しかしながら、どうも論点が「負担」ばかりに偏っているのが現実です。今後は医療保険を中心にして、いかにして多様化した社会のニーズと国民皆保険のシステムが共存できるかについて、論じられるべきです。
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